企業理念

今日、政治・経済環境（地政学リスクの高まり、インフレの高進、為替レートの大きな変動、技術革新の加速、グローバルな問題への意識の変化）、働く環境（人手不足、働き方の変化）、更には業界（統合の動き、競争の激化）など、私たちを取り巻く環境は大きく変わって来ています。

私たちはこうした変化の中で、立ち止まるのではなく、更に成長を続けていかなければなりません。

そのためには、私たちが進むべき道を指し示す、経営理念および行動規範から検討を行う必要があると考え、パーパス体系として内容の見直しを行い、企業理念として新たに発信することとしました。

私たち一人ひとりが、以下に示す内容を十分に理解し、行動し、協力することで、あらゆる困難を乗り越え、前へ進んで参ります。

代表取締役社長

「ヒトを大切にする」とは、関わりのあるすべてのヒトを尊重し、互いを信頼し、ともに成長していく風土の醸成です。その基本は、社員が互いを尊重し、安心・安全に働くことのできる環境を整え、仕事を通じて働く楽しさと成長が実感できる会社をつくっていくことです。そして社員だけではなく、社員の家族、得意先、仕入先、エンドユーザー、株主、さらには私たちが活動の拠点を置く地域社会まで、関わるすべてのヒトを尊重し、互いを信頼し、ともに成長することのできる関係を築き上げていくことです。

「技術を大切にする」とは、技術の伝承・研鑽・革新です。100年以上に渡る製造・開発・研究で培ってきた技術と言う財産を、変わることなく受け継ぎ、それを磨き上げ、さらには時代の変化に先んじて革新していくことです。

「品質を大切にする」とは、高品質と均一な品質の実現です。大切にしているヒトと技術により、こだわり抜いた品質の製品・サービスを提供し、品質への高い満足度を維持し、向上させていくことです。

このようにしてつくり上げたチェーンを通じて、安心・安全・快適な生活を支え、世界中の人々に信頼と喜びを広げそして繋いでいく会社で在り続けることが、私たちのパーパス（存在意義）でありミッション（使命）です。

パーパス・ミッション（存在意義使命）を達成するには、強靭な組織の会社であること、つまり如何なる困難も強くしなやかに克服し、進化し続ける組織を持つ会社であることが必要です。

そのためには、私たち一人ひとりが、個人として仕事や人生における目標をしっかりと持ち、目標達成のために自ら考え、真摯に行動する「自立した人間」であることが基本となります。

こうした「自立した人間」が、会社組織の一員として、また社会の一員として、パーパス・ミッションを達成するため、高い責任感を持ち、他を尊重し、互いを信頼し協力して組織的に行動することにより、強靭な組織の会社をつくり上げることができます。

このように働くことを通して、自己の成長、会社の成長、社会への貢献が実現され、それを喜びと感ずることにより、さらなる成長が促される好循環を生み出している姿こそが、「生き生きと働いている」姿となります。一人ひとりが生き生きと働いている企業風土を目指して、私たち全員で取り組んでいきます。

ビジョン（夢・ありたい姿）を実現し、パーパス・ミッション（存在意義・使命）を達成するため、私たちが遵守すべきバリュー（価値基準・行動規範）を、優先度の高いものから順に7項目掲げました。

最初に掲げているように、法令・規定を遵守する高いコンプライアンス意識を持ち、安全を最優先に考え行動することが最も重要であり、すべての基本となります。

また組織が正しく機能するには、相互の信頼関係の構築が必須であり、そのためには、②に掲げた普遍的な人としてのあり方を心掛けることが、何よりも重要です。知識や経験の豊富さ、また技術や技能の高さがあっても、この点が欠けていれば信頼関係を築いていくことができないからです。

その上で、③顧客のことを優先に考え、④一人ひとりの技術・技能を向上させ、⑤それを組織の力とし、⑥チャレンジする精神を持ち、⑦事実に基づき考え行動する、以上についても非常に重要な項目であると考えています。

私たち一人ひとりが、こうした価値基準と行動規範を遵守して日々の業務に取り組み、全員の力を結集して、ビジョンに示した姿となり、そしてパーパス・ミッションを達成していきます。